―　ユニバース　あとがき　―

　みなさま、ようこそお越しくださいました。

　『ユニバース』　最後は無理から詰め込みでしたが、なんとか80話でENDを打つことができました。
　楽しんでいただけましたでしょうか？
　薔薇とアンドロイドと心理世界。ユニバースはこの3つのキーワードを軸に展開してゆくお話でした。
　
　SFという馴染みのない世界に飛び込み、知識不足と設定の甘さからストーリーを回しきれずに溺れまくったり思考が止まったり……途中、この話は完結しないのではないかと、何度も思ってしまいました。
　レイのワンコな性格というのも私には難しかったです。悪い奴とか酷い人とかの方が、数段書きやすい自分ってどうよ？とは思いますが、これは私の人柄でしょう（≡∀≡;）
　振り返ってみましたら、突っ込みどころ満載のヌルいSFですが、自分にはこれで精一杯だったと思います。

　切れ切れながらも、『ユニバース』が書ききれましたのも、読みに来て下さり応援を下さったみなさまのお陰です。感謝の気持でいっぱいです。
　作品は少しおいてから、初めて読まれる方と読み直しをされる方のために、もう少し読みやすくなるよう改稿したいと思います。
　
　最後に、この話を考える切っ掛けとなったイラストの使用を許可してくださったNさまに、感謝の気持ちを捧げたいと思います。
　もともと、このストーリーはＮさまへのオマージュとして考えたものでした。
　Ｎさまに送って頂いた花に埋もれてうっとりと微笑む少年の絵のポストカードを拝見した時、すぐさまとらえどころのない少年の瞳に魅入られてしまいました。そして、常々よりＮさまの感性の柔らかさに触れ、このイラストから派生するストーリーはどんなものになるのだろうかと考えました。
　優しくて、残酷で、切ない話がいいと思い、SFを選んだ自分。どこかで道を間違えたみたいです（笑）
　Ｎさま、イラストの再掲を快諾下さりありがとうござました。

　拙いお話ではありますがこの話をＮさまに、そして辛抱強く最後までお付き合いをくださった読者のみなさまに捧げます。

　ありがとうございました。


　紙魚

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　何度見ても、美しいです～～。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※版権及び使用権はＮさまにございますので、お持ち帰りにはならないでください。