04 ,2009
深海魚 19
■18Rです。苦手な方は閲覧にご注意ください。
「あ・・ァ、熱い・・・あつい・・」
「今使ったローションは、君を素直にしてくれる成分が入ってる。直に君の素直な欲望を引き出し、君を一匹の淫らな獣に変え君の本当の姿を僕に見せてくれる」
催淫剤?俺の本当の姿・・・・?自分の中に潜む淫猥な欲望を誰にも見せたくは無い。何より、欲情を剥き出しにした自分の、乱れた醜姿を自分自身が見たくなかった。
「いやだ!イヤ・・・は、うっ!」
羞恥に興奮したとたん痛いほどに茎が怒張し透明な露を大量に滴らせ息を詰める。だらしなく開いた唇から分泌される唾液は、ローションに混ざるカウパーと共に糸を引きながら滴り落ち、シーツを汚していった。念入りに仕込まれた孔の奥はあつく膿んだ熱を孕む。躯の内と外で千の虫が一斉に蠢動を始めたような、こそばゆいようなむず痒いような強烈な掻痒感に気が触れそうになる。
「イヤ、イヤ・・・ア・・・・・ァ」
触れられてもいないのに躯中に熱が点り、身体の中心でひときわ淫靡に燃える炎の熱さに身悶えた。視界の奪われた躯は、逃げ場を失い内へ内へと篭る熱を更に高め膨張させてゆく。
躯の奥が、熱い。アツイ。・・・ダレデモイイ、タスケテ。この疼きを止めて欲しい。
灼けつく熱を治めることが出来るなら、どんな醜態でも曝しそうな自分が恐ろしい。怒張したペニスをシーツに擦り付けたいのを、シーツを握り締めてなけなしの理性で我慢する。このまま放置されたら、自分で怒張を扱き、後ろの孔に指を突き入れて慰めてしまいそうだ。快楽に沈んでいく思考を必死で繋ぎ止めようと苦しんだ。
「僕に慰めて欲しくなった?」
知らず知らずのうちに伊原に目で縋っていた。腹の辺りからせり上がる欲情で視界が霞んでている。伊原の顔に戻った余裕と嘲りに、息が上げ浅ましくもの欲しげな貌をしているであろう顔をシーツを握る両腕の間に隠した。伊原の忍び嗤う声に全身が朱に染まる。
涙で滲む視界が遮られた。頭を支えられ後頭部で擦れ合う衣擦れに目隠しをされたのだと気付き、これはイヤだと懇願するように首を横に振る。その癖、再び押し入ってきた指に思わず安堵の熱い溜息が漏れた。顎に伸びてきた指が、鬚の感蝕を確かめるように嬲って来たがもう、抗う気力さえ残っていない。
指が顎をきつく捉え唇が重なってきた。堂々と狭間を割り侵入してきた舌に、反射的におずおずと静の舌が応える。満足げに最後に静の唇に吸い付き音を立てて唇が離れると、名残惜しげに静の口から小さな喘ぎが漏れた。伊原の貌に愉悦の表情ガ浮かぶ。
「もっと啼いて『シズカ』」
「ゥ、アアァ・・・・ァ」
トーンを落とした声が特別な呼び名を口にした途端、躯が大きくドクンと大きく仰け反り精を放った。下の口にくわえた伊原の指を締め付け、全身を薄く血の色に染めて硬直した躯が不意に弛緩し、シーツに落ちる
長引く余韻を堪えるように目を覆う黒いクロスを濡らしながら震えている。
不満げな吐息が静の頬を掠めた。
「まったく面白くないね。君の中には相当根強くあの男が棲みついているとみえる」
伊原の指が再び静の中で蠢き出し、腹の裏の凝りを探る。
「ァ、アアッ!!ヤメ・・・うっ!」
「”やめないで”だろう?シ・ズ・カ」
伊原が鬚の生えた静の顎に歯を立て、胸の尖りを押し潰しながら仰け反る項に吸い付いつくと、エレクトした陰茎に更に血液が集中する。急激に上り詰めた熱に煽られ、躯中がもっと強い快感を求めて身悶えた。戦慄く唇からは絶えず喘ぎが漏れ、熱を帯びた腕は縋るように伊原の背に回される。今まで経験したことのない強烈な熱で躯を陵駕した快感は、なけなしの理性も思考も易々と打ち砕いた。
←前話 次話→
深海魚 1 から読む
■静×圭太 関連<SS> ― 願い ―
■河村 圭太 関連作 翠滴 2
「あ・・ァ、熱い・・・あつい・・」
「今使ったローションは、君を素直にしてくれる成分が入ってる。直に君の素直な欲望を引き出し、君を一匹の淫らな獣に変え君の本当の姿を僕に見せてくれる」
催淫剤?俺の本当の姿・・・・?自分の中に潜む淫猥な欲望を誰にも見せたくは無い。何より、欲情を剥き出しにした自分の、乱れた醜姿を自分自身が見たくなかった。
「いやだ!イヤ・・・は、うっ!」
羞恥に興奮したとたん痛いほどに茎が怒張し透明な露を大量に滴らせ息を詰める。だらしなく開いた唇から分泌される唾液は、ローションに混ざるカウパーと共に糸を引きながら滴り落ち、シーツを汚していった。念入りに仕込まれた孔の奥はあつく膿んだ熱を孕む。躯の内と外で千の虫が一斉に蠢動を始めたような、こそばゆいようなむず痒いような強烈な掻痒感に気が触れそうになる。
「イヤ、イヤ・・・ア・・・・・ァ」
触れられてもいないのに躯中に熱が点り、身体の中心でひときわ淫靡に燃える炎の熱さに身悶えた。視界の奪われた躯は、逃げ場を失い内へ内へと篭る熱を更に高め膨張させてゆく。
躯の奥が、熱い。アツイ。・・・ダレデモイイ、タスケテ。この疼きを止めて欲しい。
灼けつく熱を治めることが出来るなら、どんな醜態でも曝しそうな自分が恐ろしい。怒張したペニスをシーツに擦り付けたいのを、シーツを握り締めてなけなしの理性で我慢する。このまま放置されたら、自分で怒張を扱き、後ろの孔に指を突き入れて慰めてしまいそうだ。快楽に沈んでいく思考を必死で繋ぎ止めようと苦しんだ。
「僕に慰めて欲しくなった?」
知らず知らずのうちに伊原に目で縋っていた。腹の辺りからせり上がる欲情で視界が霞んでている。伊原の顔に戻った余裕と嘲りに、息が上げ浅ましくもの欲しげな貌をしているであろう顔をシーツを握る両腕の間に隠した。伊原の忍び嗤う声に全身が朱に染まる。
涙で滲む視界が遮られた。頭を支えられ後頭部で擦れ合う衣擦れに目隠しをされたのだと気付き、これはイヤだと懇願するように首を横に振る。その癖、再び押し入ってきた指に思わず安堵の熱い溜息が漏れた。顎に伸びてきた指が、鬚の感蝕を確かめるように嬲って来たがもう、抗う気力さえ残っていない。
指が顎をきつく捉え唇が重なってきた。堂々と狭間を割り侵入してきた舌に、反射的におずおずと静の舌が応える。満足げに最後に静の唇に吸い付き音を立てて唇が離れると、名残惜しげに静の口から小さな喘ぎが漏れた。伊原の貌に愉悦の表情ガ浮かぶ。
「もっと啼いて『シズカ』」
「ゥ、アアァ・・・・ァ」
トーンを落とした声が特別な呼び名を口にした途端、躯が大きくドクンと大きく仰け反り精を放った。下の口にくわえた伊原の指を締め付け、全身を薄く血の色に染めて硬直した躯が不意に弛緩し、シーツに落ちる
長引く余韻を堪えるように目を覆う黒いクロスを濡らしながら震えている。
不満げな吐息が静の頬を掠めた。
「まったく面白くないね。君の中には相当根強くあの男が棲みついているとみえる」
伊原の指が再び静の中で蠢き出し、腹の裏の凝りを探る。
「ァ、アアッ!!ヤメ・・・うっ!」
「”やめないで”だろう?シ・ズ・カ」
伊原が鬚の生えた静の顎に歯を立て、胸の尖りを押し潰しながら仰け反る項に吸い付いつくと、エレクトした陰茎に更に血液が集中する。急激に上り詰めた熱に煽られ、躯中がもっと強い快感を求めて身悶えた。戦慄く唇からは絶えず喘ぎが漏れ、熱を帯びた腕は縋るように伊原の背に回される。今まで経験したことのない強烈な熱で躯を陵駕した快感は、なけなしの理性も思考も易々と打ち砕いた。
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■河村 圭太 関連作 翠滴 2
□□最後までお読みいただき、ありがとうございます(*^_^*)ペコリ
まだ続くか?イタタな18R。次で終りますので、どうぞ引かないで~~
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しーちゃん、もう限界ですねぇ(;´Д`)
これ以上は理性も効かないだろうな…乱されて、堕としめられて…絶望の波間を漂うシーラカンスに自らがなってしまうのでしょうか。
不憫だなぁ…もっと自分に素直になれていれば、相手をしっかり見極める事が出来ていれば、こうはならなかったでしょうに。
でも、そんな展開に萌え悶えてる自分って(汗
続きもお待ちしております!!