01 ,2009
翠滴 2 春雷 3 -完- (50)
←(49) 1→
春の森は、歓喜に満ち溢れ、生きとし活けるもの総ての生命の息吹が芽吹く新しい季節を迎えていた。冬の間、葉を落とし眠りについた木々は再び訪れた季節に、再生を繰返す。
東京の桜は昨日の雨で、随分と散ってしまった。
約束の地は、今日 潔く燃えるくブリリアントグリーンの合い間に山桜が薄紅の花をちらほら綻ばせている。春の日差しが、砂利の間を忙しく行きかう小さな虫や厳しい冬を強かに生き抜いた可憐な菫に堂の影を濃く落とす。
深く息を吸い込むと、生まれたての酸素が肺を満たしてゆく。
あらゆる生命のエネルギーが爆発的な勢いで膨張していた。
堂の階段に腰掛ける享一の足許を小さな蜥蜴が横切り、春の陽光に黒と緑の縞模様の滑った背をギラリと光らせ堂の陰へと姿を消す。
ふと、自分を蜥蜴と喩えた男の顔が浮かぶ。嵐のような3週間だった。
「高波グル-プ」が合併の名乗りを上げてから、5日が過ぎた。
日本屈指の大企業が外国資本に買われるよりは と思ったのか、政治的な圧力もかかり、NKホールディングスは「高波グル-プ」との合併の話を受け入れた。
歴史と格式を持つ大企業が、「田舎者」「成上がり者」と、馬鹿にし蔑んだ1人の男に呑み込まれる瞬間だった。ぎりぎりまでNKホールディングスに、揺さぶりをかけ追い詰めた周達は、呆気ないくらいの素早さで身を翻し手を引いた。折りしもシップス&パートナーズの買収は、企業価値を損ねるものであり不当であるとの訴えに、裁判所が濫用的買収者の判定を出す直前の出来事であった。
「高波グル-プ」はNKホールディングスの神前代表とその息子 神前 雅巳以外の経営陣総入れ替えを示唆していたが、2人ともこの申し出を、即辞し他の者達と共にその権力の座を退いた。
買収騒動は、高波グループとの合併吸収に落ち着き、久々にテレビの画面を見た享一は、見覚えのある初老の男の顔に「あっ」と小さな声を上げた。
高波グループの創始者 高波 清輝は合併に関して何を聞かれても快活な笑い声を上げ、「ようわかりません。私は引退の身ですよって」と繰り返すだけだった。
日本を代表する企業の買収と合併、その買収劇を仕掛け、今際の際で身を翻し、鮮やかともいえる逃げっぷりを見せた男は、どんな思いでこの日々を戦っていたのだろうか。
何もかもが、この麗なる陽光の下では現実味を失った忘却の果てに位置するもののようであり、神前との対峙も、時折見る悪夢も出来の悪いフィクションだった気がする。自分は一体何に囚われていたのか・・・・?
息を吐き、辺りを見渡すと、圧倒的な静寂と春陽が辺りを満たしている。物言わず勢いを増しながら膨張し続ける春に畏怖し、身震いした。いつまでもここにいると、このまま”春”に捕まり囚われてしまいそうだ。
昨日、周から連絡があった。
明日、庄谷で会おう
短いメールの文章は、戦いの終わりを告げると同時に、享一の中の何かを発動させ、春の歓喜と共にゆっくり頭の中を狂いださせる。そわそわと落ちつかない夜を過ごした後、夜明けとともに車を駆ってここまで来た。
杉林の薄暗い山道を急ぎ足で下ってゆく。
歩を緩めると薄暗い下草の茂みから蔓が延びてきて捕まってしまいそうな気がした。杉枝の間から零れる光が山道にまだらな模様となって落ちている。晴れているはずなのに遠雷が聞こえた。
漸く、林を抜けると、先ほどの陽光は余韻も残さず消えていたが、明るい花曇の空を見上げて現実世界に戻れたことに安堵した。屋敷に戻ると、自分が乗ってきたレンタカーの後ろに見覚えのある真紅のフェアレディ-Z が停まっていた。
門の通用口が開いている。
足が勝手に走り出し屋敷に飛び込んだ。懐かしい匂い。飴色の床と畳、ひんやりとした感触を視覚でも感じる白い漆喰の壁、眠ったような屋敷の中を周を探し走り抜ける。渡り廊下に差し掛かったと同時、スーツの上着を片手に立ち尽くす、その姿を認めた。廊下を戻り、今度は足音を立てぬよう能舞台へと向かう。
今散らんと咲き誇る桜を前にし佇むその背中はすこし疲れたように見え、周が過ごしたこの一月の緊迫した時間を物語っていた。放心したように桜を見上げる様が、浮世離れした美しい風貌に拍車をかけ、桜の精と見紛いそうだ。地面に降りるときの砂利を踏む音に気付いたのか、周がゆっくりと振返った。享一の姿を認めると、安心したように翠の目を細めうっそりと微笑んだ。
その微笑から目を逸らさず、靴下のまま周の前に進んで止まった。。
「振り向けば・・・また、サクラ。享一が初めてこの家を訪れてからもうすぐ3年だ。だがこの桜の下に立っていると、本当は時間など意味がないという気がしてくる」
艶然とした笑みに変え、片手を差し出してきた。その手を取り、隣に並んで見上げる。
2人の上に覆いかぶさるように咲き誇る桜の花を見上げていると、不思議な浮遊感が生まれて、自分が今どこに立っているのか、分からなくなりそうになる。周の声まで、天上から降ってくるようだ。
「この木が桜の木だって知ってた?」
「この前、来た時に気付いた」
「・・・・享一、ここに来たのか?」
遠くでまた雷鳴が轟いた。
太鼓を優しく連打したような音は、雲のように密集した桜の花々の間で鳴っているような気もする。
「”GLAMOROUS”のレセプションの一週間前の日曜日に。周に会いに来たんだ・・・。刀根さんに東京にいると教えられて、すぐに引き返したけど」
妖艶に視線を誘う桜から目が離せず、心だけが時間を遡る。
確かに周の言う通りだ。
過ぎ去ってしまった時間など、この桜の下では何の意味をなさない気がする。
硬く閉ざされた門の前で佇んだのが、遠い昔の事のようであり、つい先程の事のようにも感じた。
あの日、自分の中の周への想いを治めることができず、駆り立てられるようしてここまで来た。街角で見つけた一枚の写真が、”GLAMOROUS”のステップのデザインをする享一の恋心を剥き出しにさせ、胸の内で暴れだした想いに耐え切れず、気付いたときには秋空の下、硬く閉ざされた門の前で途方に暮れていた。
「でも2時間くらいは、門の前にいたかもしれない。単純に、ここに来れば会えると思ってた。かなり短絡的だよな」
桜から目を離した享一が恥ずかしそうに笑い、周を振り向いた。
黒曜石一杯に映りこんだ桜の真中に、周の驚いた顔が収まる。
「その日、俺もあの山道脇の堂にいた…。享一のスケッチを見たら、来ずにはいられなかった」
今度は享一の顔が驚きで瞠目する。黒曜石が瞬いた。
「あそこに……周はあの時、あそこにいたのか?」
あの日この地で別れ、2年の月日を経た2人が同じ想いでこの地を目指していた。
感嘆の想いが込み上げ、一気に桜が膨張して盛大に花びらが舞い散った気がした。
ほんの少しだけの距離、それが2人を別ち、それぞれを苦悩と試練の運命へと追いやった。そして、遠く離れ交わる事はないと思われた2つの道は、今、この桜の木の下で再び交差している。目の前を、はらりはらりと舞い散る花弁は、会えずにいた時間の苦悩や慕情、焦燥感、欲情、切なく胸を衝く河村との恋も・・・全ての想いや情念をも呑み込んで内包し、ただ静かに舞い落ちる。
河村の事を想うと、心が軋みを上げ握り潰されそうになる。
昨日、河村に大森に戻る旨を伝えた。
神前の所業を知った河村は享一を慰留する事はなく、享一を抱きしめると、
ただ一言 「悪かったな」 と告げた。
享一の瞳に映る桜を享一は見ておらず、その先にある止まってしまった一つの時間を茫然と見上げている。
繋いだ手に力が篭り、周に強い力で抱き寄せられ我に返った。周が情欲をちらつかせた瞳で享一を見つめている。横目で見上げると、桜は無言で花弁を散らし続けている。もの言わぬ桜になぜか見られているようで恥ずかしくなって俯けた顔を、周の指に持ち上げられ唇を落とされた。翠の瞳が黒曜石を捕らえ、享一の心の中を凌駕していく。
瞳に映る桜は消えうせ、胸に万感の想いのみが満ちてゆく。
「ああ、やっと笑った」
頭上から含み笑いと共に降ってきた艶やかで張りのある声に、ぞくりとした。
鼓膜を震わせるその声は、項を通り胸や臍と、やがて爪先から髪先までをも
共鳴させ震わせる。
ああ、この男が堪らなく好きだ。
享一は二度と離すまいと願う指に力を込め、周という1人の男の体温を腕の中に収めた。
- 完 -
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春の森は、歓喜に満ち溢れ、生きとし活けるもの総ての生命の息吹が芽吹く新しい季節を迎えていた。冬の間、葉を落とし眠りについた木々は再び訪れた季節に、再生を繰返す。
東京の桜は昨日の雨で、随分と散ってしまった。
約束の地は、今日 潔く燃えるくブリリアントグリーンの合い間に山桜が薄紅の花をちらほら綻ばせている。春の日差しが、砂利の間を忙しく行きかう小さな虫や厳しい冬を強かに生き抜いた可憐な菫に堂の影を濃く落とす。
深く息を吸い込むと、生まれたての酸素が肺を満たしてゆく。
あらゆる生命のエネルギーが爆発的な勢いで膨張していた。
堂の階段に腰掛ける享一の足許を小さな蜥蜴が横切り、春の陽光に黒と緑の縞模様の滑った背をギラリと光らせ堂の陰へと姿を消す。
ふと、自分を蜥蜴と喩えた男の顔が浮かぶ。嵐のような3週間だった。
「高波グル-プ」が合併の名乗りを上げてから、5日が過ぎた。
日本屈指の大企業が外国資本に買われるよりは と思ったのか、政治的な圧力もかかり、NKホールディングスは「高波グル-プ」との合併の話を受け入れた。
歴史と格式を持つ大企業が、「田舎者」「成上がり者」と、馬鹿にし蔑んだ1人の男に呑み込まれる瞬間だった。ぎりぎりまでNKホールディングスに、揺さぶりをかけ追い詰めた周達は、呆気ないくらいの素早さで身を翻し手を引いた。折りしもシップス&パートナーズの買収は、企業価値を損ねるものであり不当であるとの訴えに、裁判所が濫用的買収者の判定を出す直前の出来事であった。
「高波グル-プ」はNKホールディングスの神前代表とその息子 神前 雅巳以外の経営陣総入れ替えを示唆していたが、2人ともこの申し出を、即辞し他の者達と共にその権力の座を退いた。
買収騒動は、高波グループとの合併吸収に落ち着き、久々にテレビの画面を見た享一は、見覚えのある初老の男の顔に「あっ」と小さな声を上げた。
高波グループの創始者 高波 清輝は合併に関して何を聞かれても快活な笑い声を上げ、「ようわかりません。私は引退の身ですよって」と繰り返すだけだった。
日本を代表する企業の買収と合併、その買収劇を仕掛け、今際の際で身を翻し、鮮やかともいえる逃げっぷりを見せた男は、どんな思いでこの日々を戦っていたのだろうか。
何もかもが、この麗なる陽光の下では現実味を失った忘却の果てに位置するもののようであり、神前との対峙も、時折見る悪夢も出来の悪いフィクションだった気がする。自分は一体何に囚われていたのか・・・・?
息を吐き、辺りを見渡すと、圧倒的な静寂と春陽が辺りを満たしている。物言わず勢いを増しながら膨張し続ける春に畏怖し、身震いした。いつまでもここにいると、このまま”春”に捕まり囚われてしまいそうだ。
昨日、周から連絡があった。
短いメールの文章は、戦いの終わりを告げると同時に、享一の中の何かを発動させ、春の歓喜と共にゆっくり頭の中を狂いださせる。そわそわと落ちつかない夜を過ごした後、夜明けとともに車を駆ってここまで来た。
杉林の薄暗い山道を急ぎ足で下ってゆく。
歩を緩めると薄暗い下草の茂みから蔓が延びてきて捕まってしまいそうな気がした。杉枝の間から零れる光が山道にまだらな模様となって落ちている。晴れているはずなのに遠雷が聞こえた。
漸く、林を抜けると、先ほどの陽光は余韻も残さず消えていたが、明るい花曇の空を見上げて現実世界に戻れたことに安堵した。屋敷に戻ると、自分が乗ってきたレンタカーの後ろに見覚えのある真紅のフェアレディ-Z が停まっていた。
門の通用口が開いている。
足が勝手に走り出し屋敷に飛び込んだ。懐かしい匂い。飴色の床と畳、ひんやりとした感触を視覚でも感じる白い漆喰の壁、眠ったような屋敷の中を周を探し走り抜ける。渡り廊下に差し掛かったと同時、スーツの上着を片手に立ち尽くす、その姿を認めた。廊下を戻り、今度は足音を立てぬよう能舞台へと向かう。
今散らんと咲き誇る桜を前にし佇むその背中はすこし疲れたように見え、周が過ごしたこの一月の緊迫した時間を物語っていた。放心したように桜を見上げる様が、浮世離れした美しい風貌に拍車をかけ、桜の精と見紛いそうだ。地面に降りるときの砂利を踏む音に気付いたのか、周がゆっくりと振返った。享一の姿を認めると、安心したように翠の目を細めうっそりと微笑んだ。
その微笑から目を逸らさず、靴下のまま周の前に進んで止まった。。
「振り向けば・・・また、サクラ。享一が初めてこの家を訪れてからもうすぐ3年だ。だがこの桜の下に立っていると、本当は時間など意味がないという気がしてくる」
艶然とした笑みに変え、片手を差し出してきた。その手を取り、隣に並んで見上げる。
2人の上に覆いかぶさるように咲き誇る桜の花を見上げていると、不思議な浮遊感が生まれて、自分が今どこに立っているのか、分からなくなりそうになる。周の声まで、天上から降ってくるようだ。
「この木が桜の木だって知ってた?」
「この前、来た時に気付いた」
「・・・・享一、ここに来たのか?」
遠くでまた雷鳴が轟いた。
太鼓を優しく連打したような音は、雲のように密集した桜の花々の間で鳴っているような気もする。
「”GLAMOROUS”のレセプションの一週間前の日曜日に。周に会いに来たんだ・・・。刀根さんに東京にいると教えられて、すぐに引き返したけど」
妖艶に視線を誘う桜から目が離せず、心だけが時間を遡る。
確かに周の言う通りだ。
過ぎ去ってしまった時間など、この桜の下では何の意味をなさない気がする。
硬く閉ざされた門の前で佇んだのが、遠い昔の事のようであり、つい先程の事のようにも感じた。
あの日、自分の中の周への想いを治めることができず、駆り立てられるようしてここまで来た。街角で見つけた一枚の写真が、”GLAMOROUS”のステップのデザインをする享一の恋心を剥き出しにさせ、胸の内で暴れだした想いに耐え切れず、気付いたときには秋空の下、硬く閉ざされた門の前で途方に暮れていた。
「でも2時間くらいは、門の前にいたかもしれない。単純に、ここに来れば会えると思ってた。かなり短絡的だよな」
桜から目を離した享一が恥ずかしそうに笑い、周を振り向いた。
黒曜石一杯に映りこんだ桜の真中に、周の驚いた顔が収まる。
「その日、俺もあの山道脇の堂にいた…。享一のスケッチを見たら、来ずにはいられなかった」
今度は享一の顔が驚きで瞠目する。黒曜石が瞬いた。
「あそこに……周はあの時、あそこにいたのか?」
あの日この地で別れ、2年の月日を経た2人が同じ想いでこの地を目指していた。
感嘆の想いが込み上げ、一気に桜が膨張して盛大に花びらが舞い散った気がした。
ほんの少しだけの距離、それが2人を別ち、それぞれを苦悩と試練の運命へと追いやった。そして、遠く離れ交わる事はないと思われた2つの道は、今、この桜の木の下で再び交差している。目の前を、はらりはらりと舞い散る花弁は、会えずにいた時間の苦悩や慕情、焦燥感、欲情、切なく胸を衝く河村との恋も・・・全ての想いや情念をも呑み込んで内包し、ただ静かに舞い落ちる。
河村の事を想うと、心が軋みを上げ握り潰されそうになる。
昨日、河村に大森に戻る旨を伝えた。
神前の所業を知った河村は享一を慰留する事はなく、享一を抱きしめると、
ただ一言 「悪かったな」 と告げた。
享一の瞳に映る桜を享一は見ておらず、その先にある止まってしまった一つの時間を茫然と見上げている。
繋いだ手に力が篭り、周に強い力で抱き寄せられ我に返った。周が情欲をちらつかせた瞳で享一を見つめている。横目で見上げると、桜は無言で花弁を散らし続けている。もの言わぬ桜になぜか見られているようで恥ずかしくなって俯けた顔を、周の指に持ち上げられ唇を落とされた。翠の瞳が黒曜石を捕らえ、享一の心の中を凌駕していく。
瞳に映る桜は消えうせ、胸に万感の想いのみが満ちてゆく。
「ああ、やっと笑った」
頭上から含み笑いと共に降ってきた艶やかで張りのある声に、ぞくりとした。
鼓膜を震わせるその声は、項を通り胸や臍と、やがて爪先から髪先までをも
共鳴させ震わせる。
ああ、この男が堪らなく好きだ。
享一は二度と離すまいと願う指に力を込め、周という1人の男の体温を腕の中に収めた。
- 完 -
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□□最後までお読みいただき、ありがとうございます(*^_^*)ペコリ
これをもって、翠滴2は完結いたします。
長い間お付き合いくださった皆さま、本当に、ありがとうございました。
この後、エピローグを入れますので
もう少しだけ、お付き合い頂けますと幸いですm(_ _)m
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これをもって、翠滴2は完結いたします。
長い間お付き合いくださった皆さま、本当に、ありがとうございました。
この後、エピローグを入れますので
もう少しだけ、お付き合い頂けますと幸いですm(_ _)m
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あぁ~~~何だか、心が浄化される気がする。
2人、安息を手に入れることが出来たんですね?
幸せ掴めたんですよね?
゜+.゜.(⊃Д`*)゜+.゜
エピローグも楽しみにしております!